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2022-08-17

久留米絣の八方ハンチング

和製ワークウェアとしての起源を持つ綿織物「久留米絣(くるめかすり)」。
江戸時代後期から伝え継がれるその工法や技法は、非常に緻密で、機械化の進んだ現代においても、熟練の職人さん方の技量に依るところが多く、国の重要無形文化財に指定されているほどの貴重なものです。
今回ご紹介するのは、その久留米絣で仕立てた八方ハンチングで、伝統的な製法で織られる絣の質感がクラシカルな8枚はぎのシルエットに調和して、独特の和かな風合いに仕上がっています。
肌ざわりも良く、夏に涼しく冬に温かい、綿織物ならではの魅力も感じていただけると思います。
最近は、インターネットでの流通が増え、とかくブランドや見栄えに流され、もの本来の質感・触感の良さが忘れられがちな世の中ですが、あえてアナログなものづくりをされている職人さん方の製品にも注目してみてはいかがでしょう?

久留米絣の八方ハンチング 13,200円(税込み) 日本製


程よいボリュームのある8枚はぎのクラウンを鋭角的なブリムで引き締めたバランス良いシルエット。
腰帯部分による後頭部のホールド感も良く、生地の柔らかさも相まって快適なかぶり心地です。


色は、ブルー・ネビー・ブラック
久留米絣(くるめがすり)は、福岡県南部の筑後地方において、江戸時代後期から受け継がれる伝統的な綿織物です。
括り(くくり)とよばれる、柄を生み出すために糸束を縛って染色する技法を用い、その染めた糸束をまた一本一本の糸にほどいてから織ることで、ようやく1枚の織物が出来上がります。その工程は多岐にわたり、すべてに職人さん方の手仕事・熟練の技術が必要とされる伝統工芸品です。先に染めた糸で織ることで生じる微妙なズレにより、ゆらぎ・かすれといった独特の模様が浮き出るのが特徴であり、糸に負荷がかからない製造方法による綿の柔らかさも魅力です。


絣は本来普段着であることから、お家でも洗える気軽さ、ブリムにも硬い芯材を使用しておらず、コンパクトに畳める仕様になっています。


洋装にも合わせやすいよう、本体は無地で仕立て、ブリム裏のみ柄を採用。
主張しすぎず、さり気なくチラ見えさせるのが粋です。


ワンサイズですが、お馴染みスベリ裏のマジックテープによるサイズ調整式(頭囲約56cm~58cmに対応)です。

太宰ファンの方も是非どうぞ。

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